試してみませんか?
川原でひろった鉱物が赤く錆びていて、これをきれいにしたいのだけれど・・・と思っている方へ、こんな方法を試してみたらいかがでしょうか。
指導していただいたのは、ミリオン洋菓子店倉賀野店(高崎市倉賀野町)のチーフ、長井真さんです。
それでは、長井さんの指導をもとに、順を追って説明していきますが、その前にきれいにする前ときれいにしたあとを紹介します。。
こちらはきれいにする前(↑)で、こちらはきれいにしたあと(↓)です。
ふたつのサンプルを用意しました。
もうひとつは、こちら(↓)になります。
それでは、きれいにしていきます。
まずは、ぬるま湯で洗浄します。
家庭にある弱い酸、穀物酢で試してみます
鉱物を入れてヒタヒタまで酢を入れて、レンチン沸騰します。
落としラップにもう一重ラップして、これで一晩置いてみます。
24時間、酢に浸けて洗浄したものです。
比較用に置いたコインがずいぶん綺麗になったのがわかります。
重晶石の結晶がはっきり見える様になりました。
結晶は綺麗に白くなっていますが、母岩が錆びています。
閃亜鉛鉱と黄鉄鉱が綺麗になりましたが、母岩が錆びていますので、次はシュウ酸を使用します。
シュウ酸ですが、今回は、5%の水溶液です。
200㌘の沸騰したお湯にシュウ酸10㌘です。
シュウ酸処理終わりました♪
24時間浸けて、24時間水に浸けて洗浄します。
ここで長井さんから
ワンポイントアドバイス
① 私は今回と同じ方法で、15分毎によく観察して、
好みの段階でシュウ酸水溶液から引き上げています。
② ザクロやベスブは長時間浸けとくと光沢なくなりました。
③ 「ハイター」「ブリーチ」は水晶には有効で、
原液に浸けとくだけです。
④ 「サンポール」がいいと聞きますがお勧めしません。
⑤ 結局は一つ一つ試すしかないと思います。
これから暖かくなってきて、野山に出かけることも多くなると思います。
足下の小石などをひろって、どんな鉱物が含まれているかな・・・と小石を眺めてみるのも楽しいでしょうし、きれいにして図鑑などで鉱物を調べれば、いろいろなことがわかって、さらに楽しくなるかもしれません。
お試しになってみてください。
ご多忙のところ、ご指導をいただいた長井真さんに、心から御礼を申し上げます。
たいへんありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿